ディフェンスの左右間隔について (FC柴犬)
少し間が空いてしまったが、今回はコメントでリクエストのあった
上級ディフェンス戦術の「ディフェンスの左右間隔」について。
主に最終ライン(4バック)を例に説明する。
設定の意味については言葉の通りであまり難しくはなく、
単純に選手と選手の間隔をどれだけ広く(狭く)するかというもの。
「とても狭く1」で選手同士の距離が最も近くなり、
「とても広く10」でその距離は最大となる。
これを簡単に言い換えると、「横のラインの広がり」といったところか。
そしてそれは「相手の攻撃に対しどこを重点的に守るか」と言い替える事ができる。
例えば中央突破型の戦術に対しては間隔を狭くすることで
中央の守備の密度を高くしたり、
サイド攻撃重視の戦術に対して間隔を広くすることで
DFラインを広げて両サイドのケアを重視したりすることができる。
しかし、あまりに偏った設定は「穴」を作ることになる。
例えば下のSSの例。
この例では最終ラインの左右間隔を4人すべて「とても狭く1」にしている。
見て分かる通り、LBのマスチェラーノがCBに寄り過ぎており、
黄色で囲んだ部分に広大なスペースが生じてしまっている。
また、RBのサネッティも中央に絞り過ぎている為、
本来対応すべき相手のウィングをRWMでザルのサンチェスがケアしている。
これではどちらのサイドに出されても崩され放題だ。
逆に広すぎる場合も問題で、
中央の危険なエリアでスルーパスを通されやすくなったり、
ドリブル中央突破に極端に弱くなったりする。
これらは試合を眺めていれば大体どのぐらいがいいのか
目で見て分かる部分なので、ALL5or6を基本として設定しつつ、
観戦しながら微調整していく形でいいと思う。
ちなみにFC柴犬の最終ラインはCBが6、SBが8になっている。
この設定でSBが必要以上に中央に引っ張られることがなく、
中央の間隔が空きすぎることもなく安定して守ってくれている。
前線の選手についても同様で↓こんな感じ。
さて、ここまで4バックばかりで説明してきたが、
もちろんラインの人数が変わればその幅を調整する必要がある。
基本、人数が減れば広く、多くなれば狭くするものだが、例外もある。
例えば ↓ このようなケース。
基本に忠実であれば3バックの両翼は広めに設定すべきであるが、
サイドの守備をSMに任せてCB3人全員が中央を守りたい場合などは
あえてCBの間隔を狭くすることで、両翼のプジョルとミランダが
サイドのケアに対して消極的になり、釣り出される場面が少なくなる。
この画像ではSMが守備のできる選手ではない為不自然だが、
アルバやD・アウヴェスのような攻守両面で期待できる選手を
SMとして起用しているようなクラブにおいては
こういった戦術も充分あり得る選択だと思う。
このように、ディフェンス間隔一つ取っても
各々の意図を表現することが可能であるという点は
このゲームが他のソシャゲと比べて優れていると言えるところではないだろうか。
そろそろ「燃え尽きたぜ・・」というユーザーが増えてきた頃だが、
自分のチームに所属する選手にとって最も効果的な戦術を組めるよう
日々頭を悩ませ、少しでも長くこのゲームを楽しめればいいですね。
それではこの辺で |д゚)ノシ