Rebellion 戦術談議所

ネタ切れの為 のんびり更新となっています。

中盤の守備 (FC柴犬)

最終ラインを除く、中盤より前の選手の守備における働きについて言及してみる。

現在、リアルのサッカーにおいても「全員で守る」という意識は常識であり、

例えばウィングの選手であっても自陣まで戻り守備を行うのは

その選手のタスクの一つとして欠かせないものであると言われている。

では、FCMでもそうであろうか? 

  

柴犬さんの答えはYESだ。

 

現実とは違い、FCMでは選手の守備意識などというステータスは存在せず、

戦術設定において与えられた場所を全ての選手がケアする。

守備で手を抜くファンタジスタはこのゲームには存在せず、

ロニーであろうがズラタンであろうが縄張りに入った相手を追いかける。

 

ただ、純粋に「守備能力」という面では前線の選手にそれほど期待はできない。

最近ではイタリアカラーの併用などで前線の選手でもタックル16を超えるような

化け物チームがチラホラ見えてきており、FC柴犬のようにCBにプレイメイカーを

任せているようなチームを震えあがらせているがこれは例外で、

平均的なチームにおいては前線の選手はただの邪魔な置物程度だろう。

しかし、その邪魔な置物が重要な役割を果たしているというのが柴犬さんの考えだ。

 

その役割とは、相手からボールを奪い取ることではなく、

相手にパスを出させることだ。

特にそれは相手のCM、CAMの選手に対して重要で、

これらの選手に早々に相手FWに対してパスを出させる事ができれば、

それ以降の攻撃はFWとDFの一対一の単調な対決になりやすい。

このゲームでは自分よりも前にフリーな選手がいれば

無理にドリブルで突破しようとせず安易なパスに逃げる判断が多い。

この際にパスを受けた選手のテンポが高いと前に、低いと後ろへのパスが増える。

この仕様を考慮した上での考え方だ。

 

最終的にはDFの能力頼りとなるのは仕方ないことだが、

少なくとも最終ラインの選手が相手の中盤の選手のケアに向かうという

最悪のパターンは予防できるし、相手のFWのタイプ、設定によっては

無謀なドリブル突破でボールを失ってくれるパターンも大いにありうる。

これはFC柴犬のようなスルパ運動会チームと対峙する際に特に重要な事だろう。

 

こういった中盤からの守備において大切なのは、

その「置物」をどこに配置するかだと考えている。

配置の方法自体は特に難しいものでもなく、設定はフォーメーションの配置、

上級戦術の「相手との距離」「左右間隔」辺りの設定で簡単にできる。

FC柴犬では基本的に自陣全体を均一にケアするように設定している。

 

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上の記事は相手の攻撃時のFC柴犬の守備陣形。

もちろん状況によって崩れる場合も多々あるが、

基本はこの形になるように設定している。

中盤の守備における狙いは先述の通り、さっさと前にパスを出させる事。

また、なるべくMFとSTを分断したいので、

CM二人と最終ラインの間に少し距離を開けている。

これだけで結構変わってくる。

 

本日の記事では何が言いたいかというと、

奇形すぎるフォーメーションなどでは(特に中盤において)

相手に自由を与えてしまうケースがあり、その事が失点に繋がる場合もあるので

要所には障害物を置いておけるようにすべきではないか、という事だ。

特に3トップを採用しているようなチームでは、

前線の選手が中盤まで戻って守備をするのが困難になりがちであるので、

一度試合をじっくり観戦し、こういった穴がないかを

確認してみてはどうだろうか。

 

 

私事:イタリアにホームタウンを変更しました。

   自分にとってもEリーグにとっても、毎シーズン同じ顔が並ぶのも

   どうかと思いましたので、変化を求めての移動です。

   イタリア在住の皆様、お手柔らかにお願いします (´・∀・`)