Rebellion 戦術談議所

ネタ切れの為 のんびり更新となっています。

ターゲッターとボールキープ (FC柴犬)

ネタ切れのところにコメント投下感謝です。

お尋ねの件について柴犬さんの見解を述べたいと思います。

  

①ターゲッターについての見解

ターゲッターの意味については10/22の記事で言及した認識を今も改めていない。

そしてその記事を改めて大まかにまとめると、ターゲッターとは

「パスを受ける形式をチームで唯一独立して設定できる選手」であり、

例えば短いパス主体のチームで唯一ターゲッターに対してのみ

頭に対してのパスを上げるように設定することができたり、

足の遅い選手が多い中で一人だけ足の速い選手がいた際に

その選手をターゲッターにすることでその選手にのみ

ルーパスを出すことができるようになる、といった解釈だ。

つまり、柴犬さんの認識とは「チームで一人だけ全体とは違う、

独自のプレイをさせる事ができる」というものだ。

 

そして、ターゲッターにボールが集まりやすいという考えは否定する。

過去にSBやCMといった選手をターゲッターに指定し、

10~20試合程度を観戦したことがあるが、少なくともその間に

それらの選手にボールが渡る比率が上がるということはなかった。

 

過去に所属した連盟員が「プレイメイカーからターゲッターへのパスが増える」

という説を唱えていたのを聞いたことがあるが、なるほどとは思ったが

その説についても実感を得るには至らなかった。

 

とはいえ、このゲームの戦術設定全般に言えるところの

「設定はAIの判断基準に一定の補正を加えるだけで絶対ではない」という

考え方に沿ってみれば、プレイヤーの目に見える範囲でその効果が表れないだけで

実際には一定の補正がかかっていて、しかしながらその補正よりも

各状況でのAIの判断が優先されているだけ、という可能性も大いにあり得る。

よって、ターゲッターにボールが集まるという考えは

絶対にあり得ない、とまでは柴犬さんも断言できないところである。

 

コメントを頂いていた部分に関してであるが、ターゲッターであるSTに

ボールが集まり、そこでボールを失う、というパターンは多くみられる。

可能性として最も高いと考えられるのはオフェンステンポの設定と

チームの攻守の切り替えが合っていないという考え方だ。

 

例えば、中盤のオフェンステンポが高いのに選手が前に行くのが遅れると、

必然的にボールだけがどんどん前に動き、最終的に一番前のSTに収まる。

ここでSTのオフェンステンポが高いと、後ろから来る味方を待つことなく

ドリブルで何とかボールを前に進めようとしてボールを失う、というものだ。

中央でのドリブル突破は成功すれば大きなチャンスとなるが

基本的に困難な場合が多いので、その成功率は突破型STであっても

それほど高くない。

 

ここで一つ脇道に逸れるが・・・

攻守の切り替えが遅いチームの例として、

簡易戦術でサフォケイティングを採用しているパターンがある。

この戦術では自陣での守備で選手がボールに集まりやすくなる傾向があり、

ボールを奪った際に展開する早さに難が生じる。

極端な例を挙げれば、ボールを奪った瞬間に前線のSTに一直線にパスを出す、

といった事も少なからず起こるはずだ。

配布戦術のWingFowerdTacticsを下地に戦術を組んでいるプレイヤーは

一度そういった問題が起こっていないか確認することをおすすめする。

 

さらに話は逸れ・・・

この戦術はウィングに突破力のある選手を配置し、

その選手がボールを運んでいる間にチーム全体が押し上げを行う、

というのが柴犬さんの認識だ。

よって、サイドにC・ロナウドや重ねのドリブラーといった

優れたアタッカーがいる場合においては、サフォケイティング採用時における

前線に早くボールを送るというパターンは決して間違った選択肢ではない、

という点も述べておきたい。

 

話は戻り・・・

前線でSTがボールを失うパターンが多い場合の解決策は、

 ①STのオフェンステンポを下げる

 ②中盤の選手のオフェンステンポを下げる

 ③中盤の選手のディフェンスライン(相手との距離)を上げる

といったポイントが考えられる。

①、②はボールが早期にSTに渡りSTが孤立するのを防止するもので、

特にSTのオフェンステンポを下げれば目に見えて変化がある。

③はあらかじめ中盤の選手を前がかりに残しておくというもの。

効果は上から順で、③の効果は薄い。

(相手のボールキープが長いとどちらにせよ勝手に下がってくる為)

 

ちなみに、基本的に早い段階でSTにボールを託すというのは

カウンター戦術で行われるべきものであり、そのSTが突破できずに

ボールを奪われるということは戦術が機能していないと判断できる。

よって、カウンター戦術を意図していないのであれば、

オフェンステンポは9以上にはすべきではないというのが柴犬さんの考えだ。

また、カウンター戦術において有効であるのは

STを最前線に置いてその選手に託すのではなく、

最前線でボールを受けるのはサイドのウィンガーに設定することだ。

理由は先でも述べたように中央突破の成功率に由来する。

 

②ボールキープに影響を与える能力

結論から言えば、ドリブル・テクニック・判断力・予測力

チャージング・敏捷が影響する。

純粋にボールキープという面で必要なステータスは

ドリブル、テクニック、チャージング辺りであるが、

判断力や予測力は次の行動に移る早さに大きく影響する為で、

敏捷はターンを行った際に相手DFから逃れやすくなる。

どれもボールキープと関係の深い能力だろう。

 

テクニックやメンタルについてはもはや言及の必要はないと思うが、

チャージングについてはどこまで必要なのか人によって意見が違う。

当ブログを書き始めた頃に比べれば柴犬さんの中での

重要度は上がっているものの、それでもWFなどが走力や敏捷を20にするのを

諦めてまで上げる必要はない、という考えは変わらないし、

ただでさえ必要とされる能力が多岐に渡る突破型STに

どこまで高い数値が望めるか、という点も難しいところである。

 

 

とりあえず今日はこんなところで。

また何か疑問等ありましたらどうぞお気軽にコメントしてください ( ´ω`)ノシ