オフェンステンポについて (FC柴犬)
上級戦術の中から「オフェンステンポ」について。
この項目を言葉で表現するなら「前に行こうとする度合い」といったところか。
数値が高ければ高いほどボールを前に進めようとし、
逆に低ければボールをじっくり回して攻めようとする。
簡単に言えば「カウンター(速攻)かポゼッション(遅攻)か」を設定するもの。
オフェンステンポを高く設定する場合の例として、
最も多いのはカウンター戦術を採用しているケースだろう。
とにかく前線に早くボールを送り、俊足FWがぐいぐいとドリブルで上がる形。
能力の高いウィングを両翼に配置しているクラブなどに
この形が多いのではないだろうか。
逆にテンポを遅くする場合というのは、
主に味方の攻め上がりを待って攻撃に人数をかけるタイプ。
ダブルボランチを採用したり5バック気味にウィングバックを配置して、
これらの攻め上がりを待つような場合には
CBやCDMのテンポを低め(4~6)に設定する事で
味方の動きが狙い通りになると思われる。
ただし、テンポを低めに設定すると無駄なボール回しが増えることも事実で、
判断力・オフザボール・パス等の数値によっては
相手にボールを奪われるリスクが上昇してしまう点には注意したい。
オフェンステンポの個別の設定例では、
例えば、1トップで電柱を配置している場合で、
ドリブルも足もないのに無謀にドリブル中央突破を繰り返すケース。
これは「ボールを前に・・でも自分より前に味方がいないからパスできない」
「じゃあ自分で運ぼう。うおおおー」という行動で、(多分ね)
そういう場合はテンポを低めに設定することである程度解消されるはずだ。
この他、電柱タイプ以外であってもテンポを低くしているケースとして
Rebellion所属(パート):りりめろん氏の言葉
「うちのカッサーノも無理にドリブルで突っ込まないように低めにしてるよ~」
と、このようにある程度ドリブルのできる選手であっても、
中央突破は非常に困難であるので、1トップのFWが中央で孤立傾向にあるようなら
なるべくテンポを下げておいた方が望ましいと思われる。
(=テンポを高めにしてドリブルでぐいぐい運ぶならサイドからがいい)
ただ、設定する数値に関しては試合を見ながら調整が必要なようで、
Rebellion会長:猫まっしぐら氏の言葉
「数値が低すぎると2列目よりもCDMへのパスを優先しちゃうよ」
との事である。この辺りはチーム事情によって変わってくると思うので、
何試合か試合を観戦してみて理想的な動きになるよう調整が必須だろう。
とりあえずオフェンステンポについてはこのぐらいで。
ではまた |д゚)ノシ